単P役員研修会「楽しく・ためになるPTA活動をめざして」

みなさん、こんにちは!会員の柴山です。令和4年度総会の後、引き続き単P役員研修会を開催しました。

総会からの研修会のため、長時間の会議となりましたが、総会に単P役員の皆さまが出席されているため、別日程で再度集まるよりも、この機会を新年度の単P役員皆様の学びの場とさせていただきました。

講師には長崎県教育庁生涯学習課から永田様、深堀様にお越しいただき、「楽しく・ためになるPTA活動をめざして」というテーマで約1時間、ご講演いただきました。

初めに「あとだしじゃんけん」の「アイスブレイク」が行われ、少しリラックスした状況での講演が始まりました。

アイスブレイク「あとだしじゃんけん」

アイスブレイクとはその名の通り、緊張した固い空気や心を氷にたとえてそれを壊す、溶かすというもの。

会議や研修をはじめる前に簡単なゲームや自己紹介をおこない、初対面の人どうしのぎこちない雰囲気を和ませるための方法で、アイスブレイクを取り入れることで参加者どうしのコミュニケーションがとりやすく、会議や研修中のレクリエーションでも会話がスムーズにできるようになります。

講演を通して、現在、子育ての悩みを持つ家庭は約7割あり、悩みや不安を話したり、共有することのできる人や場が必要であり、学校・家庭・地域が連携・協働し、子どもを育むため、また、大人が学び、成長するために、PTAが必要ということがわかりました。

PTA活動の悩みをバタフライシートに書き込み

講演の後半には、「PTA活動に対して、どんな不安や悩みがあるか?」、「その解決にはどうすればよいか?」を各単P毎に考え、バタフライシートに書き出すワークショップが行われました。

書き出した後は、各グループのシートを見て回り、同じ課題を抱えていたり、地域によって自分たちとは違う課題があることを知り、どうすれば解決できるかといった課題解決方法に対して、深く共感できる意見が多くありました。

【貴校でどんな悩みや不安、課題を抱えていますか?(一部抜粋)】

・会の日程調整が難しい。
・父親の参加が少ない。
・各イベントの内容を決めるのが大変。
・学級レクの内容決め。
・P戸数の減少、生徒数が少なく資金不足。
・精神的に悩んで登校できない子がいる。
・コロナで集まる機会がなく先生たちとコミュニケーションがとりづらい。親同士でも親しい人間関係が作れない。
・コロナ禍で活動が制限されるどうPTA活動を進めていくか。
・懇親会ができない。
・コロナ禍で、お互いの心のつながりが薄くなっている。保護者同士、教師と保護者の距離ができた。
・複式での学習に対する不安やメディア利用について。
・役員になりたがらない。役員が決まらない。
・人数(P戸)が少なく、役がすぐ回ってくるので、負担が多い。

解決方法としては、

・ICTの利活用により、情報共有やオンラインでの活動など、コロナ禍でもできることを考え実践していく。
・他校の情報を収集し、大人も楽しく活動できる方法を探す。
・少人数飲み会やオンライン飲み会を開く。
・まちづくり協議会との連携。
・組織の見直しや会費を上げる。
・離島留学の推進、子育て住宅(団地)の建設、移住者を増やす。
・小学校の統廃合や学習支援

といった意見が出されていました。


会の後に実施したWEBアンケート等では、「総会に引き続きの研修会となったため、時間が足りなかった。」という意見もありました。

コロナ禍で保護者同士が集まって、子育て等について話をする機会が少なくなっているため、こうした研修を開催することができ、良かったと感じました。

研修会やアンケートで寄せられた意見等は、広報誌等で皆様にお知らせしたいと思います。