第70回日本PTA全国全国研究大会山形大会に参加しました!

皆さん、こんにちは。会長の柴山です。

8月26日~27日に、「人とひととのつながりを体験しよう! ~あがらっしゃい精神の山形から~」をスローガンに、第70回日本PTA全国全国研究大会山形大会が開催され、山形市を中心に新庄、酒田、寒河江、天童など山形県内各地を会場として開催されました。

コロナ感染症のため、3年ぶりの対面での全国大会の開催となり、私は長崎県PTA連合会事務局、県下の市町PTA会長の皆さんと参加してきました。(壱岐から参加のため、乗り継ぎ飛行機の便の都合上、8/24~8/28までの4泊5日となりました。なお、旅費のほとんどは県Pから支出)

大会冊子

長崎県からは総勢約30名の参加で、私は壱岐空港~長崎空港~大阪国際空港~山形空港へ、約1,400kmの移動でした。ちなみに、私にとっては初めての山形県です。

キャッチコピーは「おいしい山形空港」

山形空港には大会前日の8月25日に到着し、翌日26日の分科会、27日の全体会に参加となりました。

私は、米沢市(伝国の杜置賜文化ホール)で行われた第6分科会に参加し、スキージャンプの葛西紀明選手の基調講演「夢は、努力でかなえる。」、そして、「情報教育 ~デジタル社会におけるICTの有効な活用の仕方~」についての研究発表を拝聴しました。

基調講演の前には、やまがた愛の武将隊上杉鉄砲隊等の皆さんによるアトラクションがあり、戦国時代にタイムスリップしたような感覚になりました。とても素晴らしい演武等でした。

伝国の杜置賜文化ホール(米沢市)

残念ながら、会場内の撮影NGだったため、写真を撮ることはできませんでしたが、葛西選手の基調講演では、参加者は葛西選手がこれまで獲得した銀メダル2つ、銅メダル1つのどれかを触ることができ、私は2014年のソチオリンピック(ロシア)、ラージヒル団体で獲得した銅メダルを触らせていただきました。

講演では、『レジェンド』と呼ばれるようになった逸話や、ご自身やご家族の事故や病気等を乗り越え、今でも現役選手として、『金メダルを絶対とる!』という不屈の精神について、お話いただき、その気さくな人柄に大きな感銘とパワーをいただくことができました。

研究発表では、山形県下を中心に活動されるパネリストによるデジタル化の現状と課題について、現状と課題が発表され、子どもたちに必要な情報活用能力を育てるために、教育や子育ての現場で大切なこと、必要なこと、実践すべきことなどを、学校と家庭とが連携して考える必要があると感じました。

米沢藩第9代藩主 上杉 鷹山候


会場となった「伝国の杜置賜文化ホール」は上杉神社のすぐ近くにあり、上杉神社には「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」でお馴染みの上杉鷹山候がいらしゃいました。

どんなことでもやってみなければわからず、できそうにないこともやり通すことで成し遂げられる。」という意味があり、何事もやる気が大切であることを教えてくれる言葉ですね。

翌8月27日は、山形市総合スポーツセンターで全体会が行われました。私は、若干ゆるめの格好をしていますが、ばっちりスーツの人、カジュアルフォーマルな人、普段着っぽい人、色んな人がいました。(服装は特に指定もありませんでしたし、自由のようです。)

山形県で日本PTA研修大会が開催されるのは29年ぶりのことだそうで、報道によると、約8,000人が集まったそうです。

九州エリアは、真ん中前の方の席だったため、かなり間近でアトラクションや基調講演を聞くことができました。オープニングアトラクションでは、山形花笠踊りなどの団体と民謡がコラボした「最上川舟唄」が本当に素晴らしく、大変感動しました。

特に、民謡日本一の朝倉さやさんの歌声は、神様に届くような歌声で本当に素晴らしかったですね。壱岐は、神社が多く、『神々の住まう島』とも呼ばれるので、朝倉さんの歌声は心に染みるものがありました。

『山形の古き良きを活かし、新しきものを創る!』というメッセージを受けとった感じがしました。

基調講演では、山形交響楽団の指揮者でもある飯森範親さんが、子どものころに両親から教えられたという「人と人とをつなぐ大切なもの」について講演されました。

その中で、「今でも守っていること、実行していること。それは感謝の気持ちを持つだけではなくて、口に出すこと。お礼を言われて嫌な気持ちになる方はいない。それを常に心がけています。」とのことでした。

大人になると、何もかもが当たり前になり、なかなか素直に「ありがとう」といった言葉を言うことが少なくなっている気がします。

私自身そうですが、子どもたちに「感謝」について話す前に、自分自身が周りに「感謝しているか?」と考えた時に正直「あまりできていない。」という所です。そういった気づきを得ることができました。

3年ぶりとなった日本PTA全国全国研究大会山形大会。

この大会中、インターネットやSNSで大会のことを調べてみると、コロナ禍の中で、日本全国から多くの人が集まり、リアル開催することに反対の意見も多く見ましたし、全国各地のPTAの集団を見て、「私、PTAって大嫌いなんだよね。」とおっしゃってある観光客の方もいました。

「研究大会なんて、PTAのお金を使った観光じゃん。」

実際、そうした意見も100%は否定できないなと思います。


個人的にはもう少し色んな研究発表や事例を見たかったな、という気持ちもありますし、県外のPTA組織の方と話をしたり、つながったりするキッカケもあるといいなと思った所です。

分科会も後でアーカイブで見れたりするといいなと。

また、大会とは別に、都道府県の垣根を越えたオフ会のようなものが、Zoom等を使ってできると、また広がりがあって、より有意義なものになるなと思いました。(SNS等で事前にイベント化する。)

『この大会の経験をどう活かすのか。』という所が大事なポイントなんですが、市P会員に伝える方法って難しいなぁと思って、こうして市Pの活動報告に残すことで情報共有をしてみています。「山形大会お疲れでした!楽しそうでしたね。」という感じで、少しでも市外のPTA活動に参加する人が増えるといいなと思っています。

また、日本のPTAがどんな組織構造なのか、日P大会がどんなものなのかという学びや経験にはなりました。

元々、「当たり前は、当たり前じゃない」というタイプなので、『もっとこうしたらいいんじゃないの?』、『PTAって何のためなの?』という所を自分なりに、壱岐市P連の皆さんと考えていきたいと思いました。

とにかく、日本PTA全国全国研究大会山形大会関係者の皆さま、大変お世話になりました。

ありがとうございました。おもてなしに感謝です。お疲れ様でした!