1月21日(土)、長崎市の長崎ブリックホールにて、「第1回 長崎市PTA スマイルみらいふぇすた」が開催され、会長の私、柴山が参加してきました!今回は、市Pからの旅費は出ておらず、自費での参加です。
例年1月中旬~下旬にかけて、長崎県下の市町PTA連合会は研究大会を開催しているところが多いのですが、「他の市町の研究大会はどんなものなのか?参加してみたい!」という思いで、一般参加させていただきました。
ちなみに、研究大会を開催していない市町もあります。研究大会をしない理由として、「市町P連は単Pのサポートがメインで、研究大会が本来の活動目的と言えないのではないか。その分の予算や時間をもっと有効活用できるのではないか。」といった考えもあるようです。
確かに研究大会は、多くの会員が集うことで一緒に学ぶことができる場ではありますが、「本当に必要なのか?意義のある研究大会になっているのか?」といった議論もあっていいと思います。
会場内には、長崎市P連のスタッフの皆さんが、来賓受付や案内をしてありました。また、各単Pで出欠を確認する単P役員さんの姿もありました。
元々、長崎市PTA連合会では、「大運動会」と「研究大会」という2大イベントを、長崎市教育委員会と一緒に開催してあったものの、今年度は新たな挑戦として、2つのイベントをひとつにした、大人も子どもも一緒に楽しめるイベント「長崎市PTAスマイル☺みらいふぇすた」を開催することとしたそうです。
なので、一般参加会員の受付等はなく、自由に会場に入れる雰囲気でした。
また、会場の外には、飲食ブースが2店出ており、飲食することもできました。私もここでローストビーフサンドとホットコーヒーをいただきました♪
大会前から親子で遊べる、体験するブースもあり、今までの形式ばった研究大会ではなく、ゆる~く、気軽にといった雰囲気を感じます。
その他、体力測定や長崎市教育委員会によるクロームブック体験もあったようですが、私が12時過ぎに着いた時には終わっていたようです。残念。。。
開会行事の後、長崎市の田上市長、教育長と長崎市内の小学6年生のトークイベントでは、平和学習やSGDs、長崎の道路事情等についての思いや疑問が子どもから大人にぶつけられ、今の子どもたちが自分達が住んでいる町の現在や未来に対して、しっかりと当事者意識を持って、考えていることが伺えました。
トークイベントの後に、東京パラリンピック車いすバスケットボール男子銀メダリストで、長崎市出身の鳥海連志選手の母、鳥海由理江さんの講演がありました。
実は、私、東京パラリンピックをほとんど見ておらず、鳥海選手のことはまったく知りませんでしたが、講演を聞いて、鳥海選手への興味がめちゃくちゃ湧いてきて、後で鳥海選手のことをYoutubeで調べました。(Youtubeめっちゃまとめてて詳しい)
講演では、鳥海選手の人生初のターニングポイントとなった保育園との出会いの話がありました。
お母さんは、障害のある鳥海選手を保育園に預けるつもりはまったくなかったのに、園長先生があまりに熱心に誘うから、生後4か月で預けることになったそうです。
その園長先生は、「障害があることを早く知ってもらった方が、本人にとっても、周りの人や社会にとっても良いこと。だから、保育園に預けなさい。あなたは仕事を探してらっしゃい!」とお母さんに話したそうです。その保育園には、他にも脳性麻痺の子や、ダウン症の子どももいたそうです。
鳥海選手を障害のある子としてはではなく、一人の子どもの個性として接することで、大人も子どもも鳥海選手と普通に接してくれるようになりました。しかし、普通の子にはできて、できないこともあり、それを克服するため、徐々に身体能力が上がっていったそうです。
「保育園児なのに腹筋はバキバキに割れていました笑」とお母さん。
そんなお母さんの子育てのポイントは、
①できること、できないことを自分で判断できるように
②自分の体の使い方、限界がわかるように
③自分流のやりかたを自分でみつける
④できないときは先生に自分で伝える
の4つだったそうで、正直、子育てはほったらかしで、子どもの自主性に任せたそうです。
そして、たまたま車椅子バスケットボールに出会い、そこでも負けず嫌いの性格で、「できないことができる喜び」を見出していき、今の鳥海選手の活躍やの強さにつながっているとのことでした。
講演会の後、閉会イベントが行われ、「第1回 長崎市PTA スマイルみらいふぇすた」は閉会しました。
大会関係者の皆様、お疲れ様でした!